出向者報告 【日本青年会議所 地域グループ デジタル推進委員会】第5回全体委員会 開催報告
お疲れ様です。
公益社団法人日本青年会議所 地域グループ デジタル推進委員会に出向させていただいております内田 亮です。
2021年5月22日(土)15:00よりWeb開催にて第5回全体委員会が開催されました。
本日は、委員長挨拶から委員長及び各小委員会報告が行われ、その後講演が行われました。
「deep learning(ディープラーニング)勉強」というテーマで、講師にジークス株式会社 CEOの村上 嘉一様をお招きしてご講演賜りました。
ディープラーニングとは、人の手を加えなくてもコンピュータが大量のデータを基に自動的にそのデータの特徴を発見する技術のことで、ある事象の要因に関するデータを人的にインプットし結果をたたき出す機械学習とは違い、どの要因に注目すべきかをAIが大量のデータを基に判断するのだそうです。(かなり大雑把な説明ですが)
例えば、顔認証においてDeep Learningの場合、顔画像は「画」ではなく「画素の集合体」としてみるため、目・鼻・口のパーツの画素の違いを見てから判断しているとのことです。
もちろん、画素のみならず、音声や文字列等、存在するありとあらゆるデータがあれば、高い精度で判断できるとのことです。このDeep Learning、膨大な量のデータを計算するため、処理に多少の時間はかかるものの、それを補って余りある作業効率を生み出すのだそうです。
例えば、
・2~3日かかって手で仕分けしていたものがたった30分で終えるようになった
・製品の検査をするには熟練の技術と目を持った人員が要るところを、人員削減し且つ人との検査結果の誤差を2%以内に収めることができた
・人手は無理な作業もAIによる高い精度の作業を行うことができる
というような事例がありました。
今後もマシンスペックの向上でAIの技術は飛躍的に高くなり、人間の技量を超えるAIの登場も予測されるとのことです。しかし、AIにはない「心」の部分は絶対に人を超えることはできないということもあり、仕事も家庭もJCも「心」を大事にしたいと想えた講演でした。
以上、出向者報告に変えさせていただきます。
ありがとうございました。